理事長挨拶

公益財団法人 長崎県健康事業団の事業につきましては、日頃より格別のご指導、ご協力を賜り深く感謝申し上げます。
当事業団は、昭和57年に県民の疾病の予防および健康の保持増進を図ることを目的として設立され、これまで、県や市町・長崎大学・県医師会等関係機関のご指導とご協力を得ながら健康診断事業や各種検査を行うとともに、救急医療情報システム運営事業及び臓器移植対策事業を実施してまいりました。
しかしながら、健康診断事業については、新型コロナウイルス感染症が令和5年に5類感染症に位置付けられたものの県内の人口減少、住民健診における集団健診から個別医療機関健診への移行、事業所健診における他の健診機関との競合により、受診者数はいまだコロナ禍前の健診受診者数までは回復してない状況です。
このように、当事業団の経営環境・経営収支は一段と厳しさを増している状況ですが、公益財団法人の便命として、質の高い健診サービスの安全・安心な提供を通じて、県民の皆様の健康長寿を支援し、『県民の役に立ち、信頼され、選ばれる健診機関』として社会に貢献するという経営理念の下、職員一丸となって一層努力を重ねてまいります。