病理検査部

病理検査部

がん細胞検査

「がん細胞検査」では、細胞診検査を各医療機関より委託を受けて行っています。

“細胞診検査”とは、喀痰・子宮膣部・尿・胸水・腹水などに存在する剥離した細胞を、顕微鏡下にて良悪性の判定を行うことです。

平成30年度より、婦人科細胞診において液状化検体細胞診(LBC)が導入されたことで、HPV-DNA検査を併用した子宮頸がん検診を行うことができるようになりました。

※HPV-DNA検査とは子宮頸がんの原因であるハイリスク型HPV(ヒトパピローマウィルス)に感染してるかを調べる検査です。


学会認定技師による細胞診検査

顕微鏡下に見られる肺癌細胞

全国レベルの学会(日本臨床細胞学会)、国際レベルの学会で認定された特別の資格を有する5名の細胞検査士が丁寧に行っており、最終判定も同学会の認定資格を有する細胞診専門医が行っています。

日本病理学会認定病理専門医および日本臨床細胞学会認定専門医

松尾 武●日本病理学会認定病理医 第233号
●日本臨床細胞学会専門医 第392号
●死体解剖資格認定者 第2507号

ページのトップへ

小児代謝異常検査

「小児代謝異常検査」では、新生児マススクリーニング検査を、昭和60年より長崎県の委託を受けて行っています。

“新生児マススクリーニング検査”とは、先天性代謝異常症や内分泌の病気の中で、症状がでる前に発見し治療を開始すれば障害の予防または軽減できる病気があり、この様な病気に対して出生後すぐに希望者全員に行う検査です。

診断後早期に治療を開始することで障害を防ごうとする事業を「新生児マススクリーニング」とよび、長崎県が主体となり、ほぼ100%の赤ちゃんがマススクリーニング検査を全額長崎県の負担で受診しています。但し、採血料については、保護者負担となります。

対象となっている病気は、内分泌の病気である先天性甲状腺機能低下症・先天性副腎過形成症、糖代謝異常症のガラクトース血症、タンデムマス検査により発見されるアミノ酸代謝異常症・有機酸代謝異常症・脂肪酸代謝異常症です。

2022年7月より新生児オプショナルスクリーニングが始まります。

クリックするとリーフレット(PDFファイル)がご覧頂けます。

詳しくは、ご出産される産科医療機関もしくは長崎県こども家庭課(母子保健班)
お問い合わせください。

ページのトップへ